八幡浜でプレミアムダイニング 仏料理 地元食材ふんだん
南予の食の魅力を発信するディナーイベント「南予プレミアムダイニング」が1日、愛媛県八幡浜市向灘のシーロード八幡浜であった。県内から参加した62人が、海にせり出したブリッジで風を感じながら地元食材をふんだんに使ったフランス料理を満喫した。
「えひめいやしの南予博2016」のコアイベントで、実行委員会が主催。参加10市町で4月から順次開催し、今回が8会場目。「サンセットリゾート・海の道への誘(いざな)い」をテーマに、フランス料理店「ビストロ ラングー・ド・シャー」(松山市)のオーナーシェフ井上文人さん(50)=八幡浜市出身=が、地元のブランド豚「日野出豚」や八幡浜産のタイなどを使った6品を提供した。
海面から10メートルの高さにあるブリッジからは、八幡浜港と九州を往来するフェリーや佐田岬半島が望め、夕暮れ時には浜風が清涼感を演出。サックスとピアノの生演奏もあり、港町の雰囲気を盛り上げた。
夫婦で参加した八幡浜市保内町宮内の藤原秀子さん(69)は「愛南、鬼北、伊方に続き4回目の参加だが、毎回趣向を凝らした料理で南予の食材の奥深さを感じている。今回は海を意識した会場設定も良かった。来年以降も継続してもらいたい」と話していた。
次回は23日に西予市の県歴史文化博物館で開く。